「内側からのアプローチで、美しさを最大限に引き出す。」
大阪・北堀江の SD C5 CLINIC 院長、大嶋です。私たちは 美容皮膚科と美容内科 の両面からアプローチし、外側だけでなく、体の内側から本質的な美しさを引き出す治療を提供しています。
特に、分子栄養学を活かした美容内科アプローチ により、肌の健康を根本から支えることを大切にしています。
お一人おひとりの悩みに寄り添い、美容皮膚科施術と美容内科のバランスを丁寧にカウンセリングしながら、最適な治療プランをご提案させていただきます。
あなたの体は、本当に栄養を吸収できていますか?

「サプリを飲んでいるのに効果を感じない…」、「疲れが取れにくい…」、「美容点滴って本当に意味があるの?」、このように感じたことはありませんか?

当院にお越しいただいている患者様は、健康維持や美容のためにサプリメントを摂取してくださっている方が多いです。
しかし、実はサプリメントは体内に100%吸収されるわけではなく、腸や肝臓の代謝を経ることで、その効果は点滴には劣るのです。
一方、点滴療法は、栄養素を直接血中に届けることで、圧倒的な吸収率と即効性を誇る治療法です。
今回は、点滴とサプリメントの違いを、医学的エビデンスをもとに解説し、「どんな人に点滴が向いているのか?」「どんなメリットがあるのか?」を深掘りしていきます。
1 経口摂取(サプリ) vs. 点滴療法

表にお示しした通り、点滴の方がサプリメントに比べ、圧倒的に吸収効率は良いです。
ビタミンCやグルタチオンの吸収率について、「経口摂取(サプリ)では、ビタミンCの血中濃度は限界があるが、点滴療法では10倍以上の濃度が維持される」※1、
「経口摂取されたグルタチオンは腸内で分解されやすく、血中濃度の上昇がわずかである。一方、点滴では90%以上の吸収率を示す」※2というように、文献的にも点滴療法の方が、吸収率が高いことがわかります。
2 点滴療法はどんな人におすすめ?

仕事で忙しく、効率よく栄養を補給したい経営者・ビジネスパーソンにとてもおススメです。サプリメントより即効性があり、短時間で体内の栄養レベルを最適化できるため、日々のパフォーマンス維持に最適です。
また、アンチエイジングを意識し、美肌や疲労回復を求める人にももってこいです。
ビタミンCやグルタチオンは、抗酸化作用が強く、細胞レベルで老化を遅らせるため、美容・健康維持の強力なサポートに役立ちます。
さらに、慢性的な疲労やストレスを感じている人にも最適です。
ストレスが多いと、体内のビタミンC・B群・グルタチオンが急激に消費されるため、点滴でダイレクトに補給するのが効果的です。
「ストレスがかかると体内のビタミンC濃度が急激に減少し、免疫力が低下する。定期的な点滴療法により、この減少を補うことができる」※3といった文献からも定期的な点滴療法の効果がうかがえます。
3 栄養素ごとの持続時間と効果

「点滴の栄養って、どれくらい持続するの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
実際には、栄養素ごとに体内での持続時間が異なるため、点滴を受ける頻度は成分ごとに最適化する必要があります。
例えば、ビタミンCの血中持続時間については、「静脈内投与されたビタミンCは、血中濃度が数時間でピークに達し、8時間以内に減少する」※4と言われ、グルタチオンの代謝については「グルタチオンは酸化ストレスが高い状態では、より早く消費されるため、継続的な補給が推奨される」※3と文献では述べられています。
4 どのくらいの頻度で受けるのが理想?

点滴は1回で劇的な変化をもたらすこともありますが、定期的なケアが最も効果的です。以下はそれぞれの点滴を受ける頻度の目安になります。
✔ ビタミンC点滴 → 週1回~2週間に1回(高濃度の抗酸化作用)
✔ グルタチオン点滴 → 週1回(美白・デトックス・アンチエイジング)
✔ 疲労回復(ビタミンB群)点滴 → 2週間に1回(疲労回復・ストレス対策)
栄養素によって点滴を受ける頻度も異なります。
このように点滴療法の吸収率の良さを中心に述べてきましたが、“日常的なメンテナンスにはサプリメントを使用し、短期間で効果を感じたいときや高濃度の補給が必要なときは点滴を受ける“ という作戦が一番いいと考えます。
「効率よく栄養を補給したい」、「すぐに効果を感じたい」、そんな方は、点滴療法を取り入れることで、パフォーマンス向上やアンチエイジングの実現が可能になります。
「仕事のパフォーマンスを維持したい」、「若々しさをキープしたい」という方は、ぜひ一度点滴療法を試してみてください!
参考文献
※1 “Pharmacokinetics of vitamin C: Insights into its absorption and distribution”
※2 “Glutathione metabolism and its implications for health”
※3 “The impact of stress on vitamin C levels and immune function”
※4 “Intravenous vitamin C administration: Blood level kinetics and clinical applications”