「内側からのアプローチで、美しさを最大限に引き出す。」
大阪·北堀江の SD C5 CLINIC 院長、大嶋です。私たちは 美容皮膚科と美容内科 の両面からアプローチし、外側だけでなく、体の内側から本質的な美しさを引き出す治療を提供しています。
特に、分子栄養学を活かした美容内科アプローチ により、肌の健康を根本から支えることを大切にしています。
お一人おひとりの悩みに寄り添い、美容皮膚科施術と美容内科のバランスを丁寧にカウンセリングしながら、最適な治療プランをご提案させていただきます。

栄養解析をしていますと、女性のほとんどが ”鉄不足” であることに気づきます。
鉄不足になると、寝起きが悪い、生理痛がひどい、生理前の肌荒れがひどい、イライラする、むくむ、など様々な症状を引き起こします。
十代から月経がはじまり常に鉄不足の状態で生活を送ることになるので、自ずとこういった症状が現れます。
今回は、不足しがちな鉄が、美容皮膚科と美容内科をつなぐ重要なミネラルであることをお話します。
1 シミと鉄

シミの原因として有名なのが “活性酸素“ であることはご存じだと思います。
この活性酸素を除去するのに、カタラーゼという酵素が必要になります。
その構成には鉄が組み込まれています。
つまり、鉄不足になると、十分なカタラーゼが作れませんので、活性酸素の除去能も低下します。
するとシミが出来やすくなってしまいます。
シミと鉄の関係は、皆さん案外ご存じでないことが多いです。
2 たるみと鉄

「たるみ」は美容医療と切っても切り離せない主訴です。
デバイスによる治療、ヒアルロン酸、糸リフトなど、様々な治療が存在しています。
たるみ治療の効果をしっかりと出すためには、真皮における “コラーゲン” 生成はとても重要です。
コラーゲンをしっかりと作り出すにも栄養が重要になります。
ビタミンCと鉄は、コラーゲン生成に非常に重要な栄養素として知られています。
余談にはなりますが、ビタミンDが不足すると、骨萎縮がすすみ、たるみの原因になります。
また、ケイ素もコラーゲン同士の接着剤として働くので、たるみ予防につながります。
このように栄養とたるみも間接的にはつながっているのです。
3 内出血と鉄

美容施術を受けられる際に、内出血のリスクは少なからず存在します。
ショッピングリフト、スキンブースター、水光注射、その他注入系の施術で、内出血をご経験された方も多いのではないでしょうか。
医学的にみて内出血はそれほど大事でないように思えますが、自由診療において患者様のQOLを著しく下げてしまう点においては非常に重要なことです。
内出血をいかに起こさずに施術するか、が我々美容Dr.の腕の見せ所になります。
血管が弱く脆いと内出血を起こしやすいです。
血管壁にはコラーゲンがたっぷり存在し、その強度と弾力を保っています。
先述の通り鉄が不足するとコラーゲン生成が低下します。
すると、コラーゲン不足にて血管壁が弱くなり、内出血を引き起こしやすくなります。
施術の満足度を上げるにも栄養面が絡んでおり、内面のケアが外面のケアにつながることがわかります。
4 鉄の過剰摂取は禁物

美容医療を受けている、受けていないに関わらず、女性は鉄が不足していることが多いです。
食事からは十分に摂取できないことが多いので、ヘム鉄としてサプリメントでの摂取を推奨しております。
ただ闇雲に摂取を推奨しているのではなく、栄養検査の解析結果をもとに、必要量の摂取を勧めております。
鉄は溜まりすぎると、身体から排泄するのがとても難しいので、摂取量のコントロールがとても重要です。
このように鉄は美容内科と美容皮膚科をつなぐ重要なミネラルです。
まずは皆さんに大半の女性が鉄不足であることを知ってもらいたいです。
なんといっても、必要量をしっかりと補うことが大切です。
ぜひ一度、当院でオーダーメイド栄養検査を受けてみてください。
身体の内面からしっかりと美しく、健康になりましょう。