ご予約
Clock Icon

美容内科

肌育と栄養 ~第一弾:コラーゲン爆誕物語~

#オーソモレキュラー #オーソモレキュラー栄養療法 #オーダーメイド栄養検査 #コラーゲン生成 #リジュラン #大阪リジュラン #大阪美容皮膚科 #美容内科 #肌育

【美容内科アプローチを用いて、本来の美しさのポテンシャルを引き出す】

大阪·北堀江の SD C5 CLINIC 院長、大嶋です。私たちは 美容皮膚科と美容内科 の両面からアプローチし、外側だけでなく、体の内側から本質的な美しさを引き出す治療を提供しています。
特に、分子栄養学を活かした美容内科アプローチ により、肌の健康を根本から支えることを大切にしています。
お一人おひとりの悩みに寄り添い、美容皮膚科施術と美容内科のバランスを丁寧にカウンセリングしながら、最適な治療プランをご提案させていただきます。

当コラムでも肌育については何度か述べてきました

日々診療を行っていると、栄養療法と併行した肌育は、より美肌効果が高いと感じています。
今回は “コラーゲン生成” について、肌育と栄養の観点から、いくつかの文献的考察も加えながらお話していきます。

1 栄養を取り入れた肌育で、より早く美肌へ

肌の健康を保つためには、外側からのスキンケアだけでなく、内側からの「栄養補給」が不可欠です。

特に、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンは、年齢とともに減少しますが、適切な栄養を摂取することでその合成を促進できます。

とある研究では、加水分解コラーゲンを90日間摂取した群において、皮膚の水分量·弾力性の向上やしわの減少が見られました※1
また、コラーゲンの合成にはビタミンCが不可欠であり、欠乏すると生成が阻害されます※2。つまり、肌育=外側からの施術+内側からの栄養。この2軸のアプローチが、効果の発現を早めてくれるのです。

2 真皮層の重要性とコラーゲン生成の鍵


我々のお肌は「表皮·真皮·皮下組織」の構造で成り立っていますが、特に真皮層は、肌の厚みと弾力を担うコラーゲン·エラスチンなどの構造タンパクが豊富に存在する層です。
お肌をキレイに、元気にするにはこの真皮層が最重要です。
加齢や紫外線、酸化ストレスなどによって、真皮内の線維芽細胞の働きが弱まり、コラーゲンが減少すると、しわやたるみなどの老化徴候が顕在化します※3
この真皮の健康維持·再構築には、コラーゲン合成を支える栄養素(ビタミンC、鉄、アミノ酸など)の供給が不可欠です。

3 肌育製剤:スネコスやリジュランの可能性


当院でも人気の、 ”スネコス” や “リジュラン” は、真皮の再構築とコラーゲン生成を目的とした“肌育治療”としていい効果を発揮します。


スネコスは、非架橋ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を組み合わせた注入剤で、I型およびIII型コラーゲン、エラスチンの合成促進が期待できます。
ハリや弾力の減退、くすみにお悩みの患者様に特におすすめです。
リジュランは、サーモンDNA由来のポリヌクレオチド(PN)を含有し、細胞修復と再生促進を目的とした治療法です。
皮膚の密度と弾力性の向上、肌のトーンアップが報告されています※4
これらの治療は、単体でも効果的ですが、十分な栄養サポートと併用することで最大限の効果が期待できます。

4 コラーゲン生成にはビタミンC、鉄分の同時摂取が効果的

コラーゲン合成には、ビタミンCと鉄が「セットで」必要です。ビタミンCは、プロリルヒドロキシラーゼなどコラーゲン合成酵素の補因子として働き、鉄はその酵素の活性に不可欠です。
ビタミンCが鉄の吸収を高めることも知られており※5、逆にどちらかが欠乏すると、コラーゲンの質や量が低下してしまいます。


また、併せてアミノ酸(タンパク質)を摂るとさらにコラーゲン生成が促進されます※6
当院では、点滴療法やサプリメントによって、これらの栄養素を適切に補うサポートも行っています。

「肌育」を本気で取り組むなら、外側からの治療だけでなく、内側=栄養がカギを握ります。コラーゲンは年齢とともに減少しますが、適切な栄養と施術で再構築は可能と考えます。
内外面、両面からのケアが気になる方はぜひ一度当院にいらしてください。心からお待ちしております。

参考文献

※1:de Miranda RB, Weimer P, Rossi RC. Effects of hydrolyzed collagen supplementation on skin aging: a systematic review and meta-analysis. Int J Dermatol. 2021 Dec;60(12):1449-1461. 

※2:Pinnell SR. Regulation of collagen biosynthesis by ascorbic acid: a review. Yale J Biol Med. 1985 Nov-Dec;58(6):553-9. PMID: 3008449; PMCID: PMC2589959.

※3:Son B, Kang W, Park S, Choi D, Park T. Dermal Olfactory Receptor OR51B5 Is Essential for Survival and Collagen Synthesis in Human Dermal Fibroblast (Hs68 Cells). Int J Mol Sci. 2021 Aug 27;22(17):9273. 

※4:Park KY, Seok J, Rho NK, Kim BJ, Kim MN. Long-chain polynucleotide filler for skin rejuvenation: efficacy and complications in five patients. Dermatol Ther. 2016 Jan-Feb;29(1):37-40. 

※5:Lynch SR, Cook JD. Interaction of vitamin C and iron. Ann N Y Acad Sci. 1980;355:32-44. 

※6:Boo YC. Ascorbic Acid (Vitamin C) as a Cosmeceutical to Increase Dermal Collagen for Skin Antiaging Purposes: Emerging Combination Therapies. Antioxidants (Basel). 2022 Aug 26;11(9):1663. 

他の記事を見るView More

Reserve

ご予約はこちらから

当院は完全予約制となります。事前にご予約の上ご来院ください。