大阪.北堀江の SDC5 クリニック看護師 M です。
当院では美容皮膚科と美容内科治療を実践し、体の内側と外側から健やかに美しくなる治療を提供しております。
今回は糸リフトについてお話しします。
糸リフトとは?

医療用の特殊な形状の糸を皮下に挿入することでたるみをリフトアップさせる治療です。
皮膚を切開することがないため、外科的なフェイスリフトに比べダウンタイムが少なく小顔形成やたるみ改善が期待できます。
とはいえ、肌の中に異物を入れるのは抵抗がある方や、痛みを心配される方が多いのではないでしょうか?
私も 7 年前に初めて糸リフトをするまではそう考えていました。
美容外科に勤務しながらフェイスリフトのような外科手術には抵抗がありましたし、糸リフトに対しても痛みやダウンタイムが心配でした。
ただ 40 代を過ぎてフェイスラインのもたつきとほうれい線が気になってきたので思い切って施術を受けることに。
結果は、ほうれい線が薄くなりフェイスラインもスッキリと整い、30 代の頃の印象へと若返ったのです。
もちろん痛みはありましたが想像よりも少なかったので、率直に
〝糸リフトをして良かった。もっと早くすれば良かった。〟と感じたのを覚えています。
それからは 1〜2 年毎に施術を受け、50 歳を過ぎた今もたるみ治療の柱として欠かせない治療になっています。
「糸リフトの今」
糸リフトの素材も 7 年前に比べて年々変化し改良されていて、より引き上げ力の強いもの、持続性の高いものとなってきました。
多種ある中でも当院の糸リフトは厳選されたものをご用意しております。

◯アルテミスリフトスレッドリフトにおいて豊富な経験と実績を持つ韓国人医師と日本人医師がタッグを組み開発した日本人の骨格やニーズに合わせた画期的な第 4 世代の糸と呼ばれています。
従来のスレッドとは違い、リフティングと固定力に優れた五角形のコグ(トゲのような突起)と、スレッドが交差するすべての部分に結合されている 3D メッシュが特徴です。
特殊な形状であることから、糸の周辺組織がメッシュ内に確実に入り込み定着します。
そのため引き上げ効果、持続性に優れたリフトアップを可能にしました。

◯ショッピングリフト
LFL BASIC(リードファインリフトベーシック)は PDO 素材のショートスレッドです。
長さ 3〜4cm の極細の糸を皮下に挿入し、ほうれい線や口横のもたつき、小ジワ 、肌質の改善が期待できる治療になります。
ひと昔前は、金の糸とうたった溶けない糸が流行し、後悔される方もいる時代もありました。
現在の糸リフトはゆっくりと時間をかけて体内で吸収していき外科手術でも使用される安全性の高い素材です。
「創傷治癒が導く肌の若返り」

実は、糸リフトはリフトアップ効果以外に、肌質改善も期待できます。
挿入された直後から肌の中では、傷を修復しようとする創傷治癒が始まります。
最小限の針孔から糸を挿入すると、血管新生や成長因子・コラーゲンの誘発などが繰り返され新しい皮下組織を形成しようとします。
この時に炎症反応が起きるため、少し赤くなったり浮腫んだりすることはありますが効果が現れるまでの正常なダウンタイムです。
その後、線維芽細胞が活性化され、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といったタンパク質を生み出してくれます。この反応の過程で毛細血管が新生し、受傷組織への栄養供給が行われるため、体内の栄養バランスが大切と言えるでしょう。
マグネシウム・カリウムは体内の水分バランスを保ち余分な水分を排出するといわれ、むくみ予防として知られています。
亜鉛は DNA 修復・新しい皮膚細胞の増殖・炎症抑制があり、ビタミン C はコラーゲン生成に不可欠な栄養素です。
どれもダウンタイム予防として大切な栄養素ですが、施術の効果を最大限に引き出すためにも普段から体内栄養バランスを整えておくことをお薦めします。
「さいごに」
糸リフトは、メスを入れずに引き上げることのできるたるみ治療です。たるみ以外にもシワ改善、美肌効果も同時に叶う治療であり、個人的に大好きな治療です。
“切らない選択”で、自分らしい美しさをもう一度手に入れてみませんか?
当院では患者様やスタッフから優しく丁寧な施術で定評のある大嶋院長が、その方の骨格・真皮層・脂肪層の厚さ・たるみ具合を見極め、最適な本数と挿入位置を決めていきます。
糸リフトにご興味がある方は是非当院にご相談ください。スタッフ一同、真心込めてお待まちしております。