大阪北堀江にありますSD C5 CLINICの院長、大嶋です。当院では美容内科と美容皮膚科治療を実践しております。
当院では分子栄養学を中心とした美容内科アプローチで、お身体を内面から整え、美肌治療の助けになるように患者様にご提案させていただいております。その際の治療ツールの一つとして、今回のテーマである「点滴栄養療法」があります。当院で実践している点滴療法の種類とその目的についてご紹介します。
●点滴療法とは
点滴療法を行う目的は大きく分けて3つあります。美肌治療目的、体調管理(体質改善)目的、アンチエイジング目的です。それぞれについてご説明いたします。
1 美肌目的の点滴
美肌点滴の代表格としてまず“高濃度ビタミンC点滴” を挙げます。ビタミンCは鉄分やタンパク質と一緒にコラーゲンを生成する役割があります。また、お肌ではメラニン生成の過程でチロシナーゼを抑制し、シミ生成をブロックしてくれます。コラーゲン生成を促すことからも、実へ毛穴治療の一助にもなり、大変万能な点滴です。次に“白玉(グルタチオン)点滴”が人気です。その名のおり美白効果があります、ビタミンCと同じくチロシナーゼ活性を抑制します。グルタチオンは抗酸化能、解毒能に大変優れており、紫外線のダメージからお肌やカラダを守ってくれます。また、体内のデトックス効果にも優れており、常にカラダをキレイに保つのに大変役立ちます。当院ではスーパー白玉点滴といって、グルタチオンたっぷりのものもご用意しております。
2 体調管理目的の点滴
体調管理目的の点滴としてとてもおススメなのが、“マイヤーズカクテル点滴”です。この点滴、主に疲労回復・代謝のUP、安眠効果などが期待できる、ハリウッドセレブも大好きな点滴として有名です。マグネシウムを中心としたミネラルがたっぷり配合されているので、安眠ホルモンのメラトニンの生成を助け、体内のエネルギー工場であるミトコンドリアの栄養にもなるので、疲労回復に効果的です。最も体感の出やすい点滴の一つではないでしょうか。当院で行っているオーダーメイド栄養検査でも、マグネシウムが不足されている方がたくさんいらっしゃいます。マグネシウムは糖質代謝、アルコール代謝やその他600種類以上の生体反応に関わりますので、普通に生活していると不足します。こちら、ぜひ一度体感していただきたいです。あるいは、先述の高濃度ビタミンC点滴も自律神経を整えるのにも大変有効ですし、がん予防にもいいデータが出ていますので、定期的に続けられる方がとても多いです。
3 アンチエイジング目的の点滴
アンチエイジングと一言にいっても色んな方法があるのではないでしょうか。先におススメした高濃度ビタミンC点滴も、疾病予防やコラーゲン生成によるたるみ予防の観点から言えばアンチエイジングであります。マイヤーズカクテル点滴もミトコンドリアにたっぷりとマグネシウムを与えることでミトコンドリアの老化を防ぎ、細胞が若い状態を保つことができます。とこれらはある程度長年使用され、エビデンスの多い点滴です。当院ではNMN点滴やエクソソーム点滴のご用意もあり、これらが一般的なアンチエイジング点滴と捉えられることが多いです。NMNがしっかり働くには亜鉛やマグネシウムが必要ですし、体感の出にくい方は、そもそもNMNをしっかりお持ちの方かもしれません。エクソソームについては賛否両論ありますので、こちらでは詳しく書きませんが、うまく使う方法もあるでしょう。何が言いたいかというと、再生医療をイメージさせる点滴でなくても、生化学的な観点からしっかりとアンチエイジング、細胞を若く保つことも可能である、ということです。
その他疲労回復点滴や二日酔い点滴など、日常の症状を抑える点滴や注射もご用意しております。全部盛りのSDC5 スペシャル点滴もあります。一番いいのは、栄養検査を受けていただいて、不足しているものをカラダに入れる、ということです。当院の点滴処方は点滴療法研究会にならった正しいものです。安心して受けていただけます。気になった方はぜひ一度診察にいらしてください。