大阪北堀江にありますSD C5 CLINICの院長、大嶋です。当院では美容内科と美容皮膚科治療を実践しております。分子栄養学を中心とした美容内科アプローチで、お身体を内面から整え、美肌治療の助けになるように患者様にご提案させていただいております。
今回はダイエットのお話です。年末年始に食べ過ぎてしまったという方も多いのではないでしょうか。昨今本当に様々なダイエット法があるので、どれを選べばいいのかすごく難しいですよね。今日は当院で実践しているメディカルダイエットについてご紹介します。
1 GLP1 / GIP受容体作動薬によるメディカルダイエット
ダイエットに興味のある方は、“リベルサス” や ”マンジャロ” といった薬剤の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
巷では「やせ薬」と言われていますが、もともとは糖尿病のお薬です。
ではなぜ糖尿病の薬で痩せるのか?
主に食欲を抑制する効果によるものです。
これは、薬の働きにより、胃から食事が排泄されるスピードがゆっくりになるため、満腹感を持続させることができるのです。
2 GLP1 / GIP受容体作動薬のメリット・デメリット
これらの「やせ薬」のメリットは、前述の機序により、確実に痩せられることです。
ダイエットの目的を果たすことができます。
しかし、本来の糖尿病に対する治療ではないため、自費診療の範疇での治療になります。
また、頭痛・気分不良・嘔気・嘔吐といった副作用は多かれ少なかれ出ると言われていますし、実際に起こります。膵炎の合併も報告されていおり、これらを十分に理解した上での使用になります。
当院では、必ずDr.の診察をもとに処方しております。
さらに、これらの製剤を使用する前は必ず血液検査を施行し、使用中も定期的に検査し臓器障害がないかを判断します。
GLP1 / GIP製剤がどの程度効果的かも判断できますので、効果の出にくい方にむやみに継続処方することはありません。
そして、使用の際は患者様と目標体重を設定し、使用期間も決めて処方いたします。
3 ミトコンドリアダイエット
今回お伝えしたいのはこちらです。ミトコンドリアダイエット！と言われても、「何それ？」という方がほとんどだと思います。ミトコンドリアダイエットを言い換えると、“栄養を充足させ、ミトコンドリアの働きを活性化することで、細胞の代謝を上げる” ことです。少し時間はかかるのですが、実はこの方法が一番健康的に、副作用なく、リバウンドの少ないカラダを手に入れることができます。年齢を重ねると、ミトコンドリアの機能が落ち、エネルギー産生が低下するため、細胞の代謝が落ちます。すると、太りやすく痩せにくいカラダに近づいていきます。現在の日本で一般的な食生活を送ると、細胞代謝が落ち、順調に太っていきます。そこで足りない栄養をしっかりと補い、ミトコンドリアを活性化することで、代謝を上げると、確実に燃費のいいカラダになります。具体的な内容については診察でさらにお伝えしているのですが、半年から1年継続していくと必ず変化が出てきます。ミトコンドリアダイエットであれば、慢性疾患やがん予防にもつながるし、副作用もありませんので安全に行えます。
※腸内環境を同時に整えていくことも必須になります（こちらはまた別の記事で）。
4 ミトコンドリアダイエットの方法
ミトコンドリアダイエットに使用するのは主にサプリメントと点滴です。
もちろん食事がベースにはなりますが、極力食事制限はせずにアドバイスさせていただいております。
血液検査で不足している栄養素を解析し、不足している栄養素をサプリメントを用いて、適切に補います。
ミトコンドリアの3大栄養素を中心とし、併せて代謝向上に重要な栄養素も補っていきます。
点滴でもミトコンドリアを強化することが可能です。
マイヤーズカクテル点滴や白玉点滴がメインとなります。脂肪燃焼点滴もダイエットには大変効果的です。
5 メディカルダイエットの在り方
個人的にはミトコンドリアダイエット推しなのですが、記載のとおり少し時間がかかります。
ただ、ダイエットのスピード感は人それぞれだと思うので、患者様のニーズに合わせて、あの手この手でアプローチできます。
必ずしもGLP1 / GIP受容体作動薬を使用する必要もありませんし、短期間でまず痩せたいという場合は安全第一に診察しながら使用することも可能です。
リバウンド予防対策も様々です。ご自身のあったダイエット法を一緒に模索できればと思いますし、クリニックでしか提供できない方法もうまく取り入れていただければと思います。
皆様の興味をひくものはありましたでしょうか。
健康に痩せてリバウンドしにくいカラダを作るのが最大の目標です。
新年、心機一転カラダをキレイにしていきましょう。皆様のご来院をこころよりお待ちしております。
