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プルリアル×栄養療法の新しい可能性

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【美容内科×美容皮膚科コンビネーションを用いて、本来の美しさのポテンシャルを引き出す】

大阪・北堀江の SD C5 CLINIC 院長、大嶋です。
私たちは 美容皮膚科と美容内科 の両面からアプローチし、外側だけでなく、体の内側から本質的な美しさを引き出す治療を提供しています。
特に、分子栄養学を活かした美容内科アプローチ により、肌の健康を根本から支えることを大切にしています。
お一人おひとりの悩みに寄り添い、美容皮膚科施術と美容内科のバランスを丁寧にカウンセリングしながら、最適な治療プランをご提案させていただきます。

今回は7月から導入する「プルリアル」についての内容です。

プルリアルと栄養療法の掛け合わせのポテンシャルに関して考察したいと思います。


1.「肌が育つ」ってどういうこと?

まずは復習になります。

美肌治療というと、シミやシワを“改善”するイメージが強いですが、近年注目されているのは「肌そのものを育てる」アプローチ。
特に真皮層の線維芽細胞に働きかけ、肌の密度・弾力・水分保持力を底上げすることが、美容の土台を支えると考えられています。

その中心的な治療が、ポリヌクレオチド(PN)製剤、によるスキンブースター注射(Dr.の手打ち)です。プルリアルはPN製剤のエース的な製剤です。


2.PN製剤は“再生系スキンブースター”

PNはサーモン由来のDNA断片を高度に精製したもので、皮膚細胞の修復・再構築を促す働きを持ちます。

2020年のCavalliniらの報告では、PN製剤が顔・首・デコルテなど幅広い部位で有効性と安全性が高いと報告され、美容皮膚科の「再生系スキンブースター」として確立されつつあります※1

さらに、2023年の韓国の多施設での調査では、皮膚バリアの強化、保湿力向上、赤みの抑制などの評価を得ており、乾燥肌やアトピー肌の方でも使いやすい治療として注目されています[Lee et al., 2023]。



3.栄養を組み合わせることで“反応性”が変わる?

私たちの肌細胞がPN製剤に反応して「育つ」には、その再生に必要な栄養素が体内にしっかりあることが前提です。

例えば、PN製剤が促すコラーゲン合成やDNA修復には以下の栄養素が関与します。

①ビタミンC・鉄・アミノ酸 → コラーゲン生成を助ける

②ビタミンB群・マグネシウム・亜鉛 → 細胞分裂やエネルギー代謝に必須

③オメガ3脂肪酸 → 慢性炎症の制御

とくに、2007年のBellettiらの研究では、UVダメージを受けた皮膚細胞にPDRN(PN類似物質)を投与すると、DNA損傷修復とp53の活性化(肌再生のスイッチが入る)が顕著に進むことが示されており、肌の“回復力”は細胞環境次第で大きく変わることがわかっています

つまり、PN製剤が入ってきた際に、お肌がしっかりと再生できる準備をしておく必要があります。栄養療法はその役割を担います。PN製剤+栄養療法の併用は、反応性を最大化する鍵になると考えます。


4.他のデバイスとの相性も◎

PN製剤は単独でも効果的ですが、レーザー・HIFUなどとの併用によって相乗効果が得られるのも大きな特徴です。
デバイスで一時的な刺激を与え、それにより起こったダメージをPN製剤で修復し、その「治る力」をブーストする――まさに内外からのダブルアプローチです。

2020年の論文では、ヒアルロン酸単体よりもHA-PN複合製剤のほうが、コラーゲン合成や創傷治癒、肌弾力の回復に優れていたと報告されています


5.まとめ

PN製剤は「その場しのぎ」ではなく、肌そのものの基礎体力を上げてくれる製剤です。

そして、必要な栄養素がしっかり補われているほど、その再生力は高まり、治療結果の出やすさや持続性にも差が出ると考えています。

「肌は外からだけでなく、内からも育てる」――。

そのスタンスこそ、当院が考える美容医療の本質です。ぜひ一緒に実践しましょう!

参考文献

※1:Cavallini M et al. J Cosmet Dermatol, 2020.

※2:Lee D et al. Skin Res Technol, 2023.

※3:Belletti S, Uggeri J, Gatti R, Govoni P, Guizzardi S. Polydeoxyribonucleotide promotes cyclobutane pyrimidine dimer repair in UVB-exposed dermal fibroblasts. Photodermatol Photoimmunol Photomed. 2007 Dec;23(6):242-9. 

※4:Kim JH, Kwon TR, Lee SE, Jang YN, Han HS, Mun SK, Kim BJ. Comparative Evaluation of the Effectiveness of Novel Hyaluronic Acid-Polynucleotide Complex Dermal Filler. Sci Rep. 2020 Mar 20;10(1):5127. 

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